関わり方が変化を生む|職場環境改善の現場事例
- 2月24日
- 読了時間: 3分
更新日:4月21日

こんにちは😊
まだまだ寒い日が続いておりますが
梅の花が咲き、桜や春の花の蕾が膨らんできているのを見ると
春がもう、すぐそこまで近づいているのだと感じます。
さて、先月から連載に挑戦しております
定着に向けた職場環境改善のケース紹介
今月は個人へのアプローチです
Case 02 ― 自分に矢印を向ける難しさ ―
※ 個別案件が特定されないよう、抽象化しております
中途採用で入社したAさん。
入社してわずか数週間で、体調不良を理由に遅刻や早退、欠勤が増えていきました。
それに加えて
・身だしなみが整わない
・分からないことをそのままにしてしまう など
複数の困りごとも重なり、上司より相談が入りました。
まずは、Aさんの想いを丁寧に聴くことから。
1対1 での対話の中で出てきたのは
「入社前に美容室に行く予定だったけれど予約が取れなかった」
「提出しようと思っていたが、用紙がどこにあるのか分からなかった」
「わからないことを聞こうとしたが、忙しそうで聞けなかった」
といった"できなかった理由"の数々でした。
このような場面では、初めから指導を入れてしまうと
「分かってもらえない」
「否定された」
という感情が強くなり、心を閉じてしまうことも少なくありません。
だからこそまずは
Aさんの言い分や背景、気持ちに目を向けながら
・今の状況をどう感じているのか
・これから、どうなりたいのか
を一緒に整理していきます。
その上で
・今の行動がどのような影響を与えているか
にも少しずつ目を向けてもらいます。
絡み合った気持ちを1つ1つ丁寧にひもといていくことで
少しずつ自分自身に矢印が向いていく。
これから先、自分がどのようにしていきたいのかが少しずつ見えてきます。
大切なのは『自分がどうしたい』と思っているか。
自分を軸に考えてもらうことです。
Aさんとの対話は複数回に及びました。
複数回重ねる中で、企業側が困っていた就労規則による注意指導も入れていきます。
自分の気持ちを受け止めてもらえたからこそ
素直に受け入れて頂くことができます。
その後、Aさん自身の中でキャリアの方向性も見え始め
新しい環境で一歩を踏み出す決意をされました。
✓ 外に向いている矢印は、対話を通していくと少しずつ自分に向いていく
✓ 先に受け止めることで、指導が"否定"ではなく"納得"に変わる
ひとくみでは、「構造・仕組み」だけではなく
「個人」にも丁寧に向き合うことを大切にしています
「個人」への関わりが丁寧な職場には、自然と安心感が生まれます。
その安心感が、結果として人の定着や成長につながっていく。
みなさんの職場にも、そんな『安心』が広がっていきますように
心理的安全性から定着へ。


